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動物の単語のペアを含む日本語の慣用句 (ベトナム語の同等のユニットと対照)= THÀNH NGỮ có HAI từ CHỈ LOÀI vật TRONG TIẾNG NHẬT (SO SÁNH với đơn vị TƯƠNG ĐƯƠNG TRONG TIẾNG VIỆT)

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TRƯỜNG ĐẠI HỌC NGOẠI NGỮ - ĐẠI HỌC QUỐC GIA HÀ NỘI
KHOA NGƠN NGỮ VÀ VĂN HĨA NHẬT BẢN
--------

ĐỀ TÀI KHĨA LUẬN TỐT NGHIỆP

THÀNH NGỮ CĨ HAI TỪ CHỈ LỒI VẬT TRONG
TIẾNG NHẬT (SO SÁNH VỚI ĐƠN VỊ TƯƠNG ĐƯƠNG
TRONG TIẾNG VIỆT)

Họ và tên sinh viên

: Đinh Lan Nhi

Lớp

: 17J1 - QH2017

Mã số sinh viên
Giáo viên hướng dẫn

16041662
: TS. Đào Thị Nga My

HÀ NỘI – THÁNG 5/2021


ハノイ国家大学‐外国語大学日
本言語文化学部
-


-

卒業論文
動物の単語のペアを含む日本語の慣用句
(ベトナム語の同等のユニットと対照)
氏名

: DINH LAN NHI

クラス

: 17J1 – QH2017

学籍番号

: 16041662

指導教員

: DAO THI NGA MY

ハノイ、2021 年 05 月


要旨

日本語を勉強している人が日本語の慣用句(特に慣用句の動物の映像)をより深く理
解し、結果を得るのを部分的に助けるために、慣用句について学び、この問題に関連する参考資
料を寄稿したい場合に最適である。筆者は、「動物の単語のペアを含む日本語の慣用句(ベトナ
ム語の同等のユニットと対照)」を卒業論文のテーマとして選択した。

本研究では、読者が慣用句の概要を把握できるように、筆者は慣用句の特徴に
ついて説明し、慣用句の特徴を明らかにし、慣用句を他の言語単位と区別する。次に、
筆者は、両方の言語(日本語とベトナム語)の慣用句の数、動物の単語を二つ持って
いる慣用句の数、および動物の名前の統計を掘り下げ、それからそれらの動物の組み
合わせの意味、慣用句を作成する画像を調べる。

3


目次
序論....................................................................................................................................... 6
第 1 章: 慣用句の全般 ....................................................................................................... 10
1.1 慣用句の概要 ............................................................................................................... 10

1.2

1.1.1

日本語とベトナム語の慣用句の概念 ................................................................... 10

1.1.2

慣用句の特徴と機能 ..................................................................................... 15

慣用句とことわざの区別 ............................................................................................ 15
慣用句とことわざの間のいくつかの共通点........................................................ 16

1.2.1
1.2. 2


慣用句とことわざの相違点 ........................................................................... 17

1.3 日本語とベトナム語の慣用句のグループの数と割合(構造要素の意味から区別
)......................................................................18
1.3.1

日本語の慣用句のグループの数と割合を調査・統計する ...................................... 18

1.3. 2ベトナム語の慣用句のグループの数と割合を調査・統計する ................................. 21

第 2 章: 日本語とベトナム語で使用される動物の単語のペアの統計 ..................................... 25
2.1 日本語の慣用句で動物の単語のペアの指示・出現頻度 ................................................ 25
2.2 ベトナム語の慣用句で動物の単語のペアの指示・出現頻度 ........................................... 28
第 3 章: 日本語とベトナム語で使用される動物の単語のペアの意味 ..................................... 31
3.1 日本語の慣用句で使用される動物の単語のペアの意味 ................................................. 31
3.2 ベトナム語の慣用句で使用される動物の単語のペアの意味 ............................................. 31
3.3

小まとめ ...................................................................................................................... 35

第 4 章:

日本語とベトナム語の慣用句で使用される動物のペアの対照 ............................... 36

4.1 共通点 .......................................................................................................................... 36
4.1.1

日本語とベトナム語、両言語とも慣用句で使用される動物の単語のペアの指示 ... 36

4



4.1.2

日本語とベトナム語の慣用句で使用される動物の映像のペアを連想する方法の共通



36
相違点 ..................................................................................................................... 38

4.2

4.2.1

日本語の慣用句でのみ動物の単語のペア .......................................................... 38

4.2.2

ベトナム語の慣用句でのみ動物の単語のペア .................................................. 38

4.2.3

日本語とベトナム語の慣用句で使用される動物の映像のペアを連想する方法の相違



38

結論..................................................................................................................................... 41

謝辞..................................................................................................................................... 45
参考文献 ............................................................................................................................. 46
日本語 ................................................................................................................................. 48

5


序論

1. 研究の背景
近年、ベトナムと日本の友好協力関係は、文化、教育、経済、貿易など、社会の多くの
分野で拡大している。そのため、日本語を流暢に仕事の道具として使える社員の採用が増えてい
る。日系企業で働けるように日本語能力が欠かせない条件になっている。
しかし、日本語は膠着語だから、ベトナム語の孤立した構造とは完全異なる。それで、日本
語を勉強・研究しているベトナム人には日本語がある程度難しいと言 われている。ベトナム人には
日本語を学ぶのは多くの困難を引き起こしている。特 に日本語の慣用句はイメージとセマンティクス
の両方の点で多くの複雑な要素を持 っている。その中で、動物を指す言葉の慣用句が非常に大き
な割合を占め(人体の 部分を指す言葉の慣用句のグループに次いで 2 番目)、これは非常に豊
富な要素であり、範囲が広く、形が豊富である。日本語やベトナム語だけでなく、世界中の他 の民
族グループや多くの言語でも言語の宝を構築する要素である。
上記の難しさを理解し、日本語を勉強している人が日本語の慣用句(特に慣用句の動
物の映像)をより深く理解し、結果を得るのを部分的に助けるために、慣用句について学び、この
問題に関連する参考資料を寄稿したい場合に最適である。筆者は、「動物の単語のペアを含む
日本語の慣用句(ベトナム語の同等のユニットと対照)」を卒業論文のテーマとして選択した。

2. 先行研究
他の国と比較して、日本が慣用句の研究を始めたのはかなり遅れているといわれている。
言語学者が慣用句に言及し始めたのは 60 年代後半になってからであっ

6



た。 1970 年代後半から 1980 年代初頭にかけて、日本語の慣用句を学ぶ人が増え、宮地裕は、世
界で注目を集めた慣用句の研究で非常に著名であった。しかし、日本 語の言語学者は、他の言語
の慣用句について調べる研究者の間で物議を醸している 問題、たとえば慣用句の定義の問題を言
語によって回避することはできない。また、慣用句にはさまざまな広い定義と規範がある。慣用句を他
の言語単位と区別する問 題は、ことわざやフリーフレーズなど、わかり間違いやすいや混乱しやすいも
のが 多い。
日本の慣用句に興味を持って研究している多くの言語学者がいる。Tran Thi Minh Hao
(2015)は「自然の要素や現象に関連する日本語の慣用句の意味(ベトナム語の同種の慣用
句と対照)」を、Ngo Minh Thuy (2006) は、「日本語の慣用句の意味に関するコメント」と「動物
のイメージを含む日本の慣用句」をテーマとして研究課題を行った。これらの文献は、日本語の慣
用句の特徴、構造、および意味を非常に詳細にまとめている。
ベトナムでは、ベトナム語の慣用句にも多くの言語学者に興味を持っており、慣用句に関す
る多くの貴重な研究が多く行われている。たとえば、Hoang Van Hanh (2008) の「ベトナム語の慣用
句」、Vu Quang Hao (2005) の「慣用句とことわざのバリエーション」、Nguyen Xuan Hoa

(2003)

の「慣用句とことわざから見た国の文化的特徴」である。専門誌には、Nguyen Thuy Khanh、
Language、No.3、1994 の
「ベトナムの動物名の比較に関するコメント」、Phan Van Que、Language、No. 4、1995 の「民俗
的な視点とベトナムの慣用句の宝に組み込むために利用された動物とこれらの特徴のいくつか」で
ある。

7


これらの研究は本当に価値のあるものであり、本稿の貴重な参考文献となっている。しかし
それらの参考文献を読み、参照し、調べる過程で、日本語とベトナム語の動物の単語のペアを含

む慣用句に関連する研究テーマの数量が非常に少ないと理解できた。したがって、本研究では、動
物の単語のペアを含む日本語・ベトナ

8


ム語の慣用句を研究対象として日本語とベトナム語の慣用句に関するより完全な研究を貢献し
たいと思っている。

3. 研究の目的
この研究テーマの目標は、日本語とベトナム語の慣用句における動物の単語のペアを指示
し、これらのペアの意味を調べる。それから、日本語とベトナム語の慣用句における動物の単語の
ペアを対照して、動物の関連性の類似点と相違点を明らかにする。

このテーマは、日本語の慣用句の教育と学習に役立つリソースになると期待している。調査
の意味と、両言語の動物要素を含む慣用句の対照に基づいて、このテーマ日本語の翻訳も効果
的にサポートすると同時に、日本とベトナムの 2 つの文化の共通点と相違点について、国の言語と
文化をより深く理解するのにも役立つと期待されている。

4. 研究の対象
本稿の焦点と目的は、日本語とベトナム語の慣用句における動物の単語のペア意味であ
り、それらを対照してから、動物のペアの連想する方法の共通点と相違点を明らかにする。本稿に
調べられる対象は現実の動物も創造的な動物も含まれている。日本語とベトナム語の慣用句に
おける動物の単語のアイデアもある程度理解できるように対象として研究する。

5. 研究の範囲
本稿では、動物を指す単語を含む日本語とベトナム語の慣用句を重点と範囲として、動
物の単語のペアの意味を文化的側面から研究する。

9



6. 研究方法
まず、本、雑誌、学位論文、その他の種類の文書で収集されたデータを収集し分析するか
らの情報を分析と合成、図書館、書店での検索と読み取り、これらの前提の参考文献を参照理
論的な根拠として、本稿の研究を展開する

つぎに、日本語とベトナム語の動物の単語を含む慣用句の数、頻度、割合を統計する。

最後は日本語とベトナム語の慣用句で使用されている動物の画像の共通点と相違点を
分析・対・評価する。

7.貢献
このテーマで、日本語とベトナム語の慣用句における動物のイメージの対照を通じて、各民族
グループのユニークな文化的アイデンティティ、および多くの民族グループの文化的普遍性を証明す
るための努力の一部に貢献したいと考えている。同時に、このテーマが日本語の翻訳だけでなく、学
習、教育、貴重なリソースになることを願っている。

10


第 1 章: 慣用句の全般
1.1 慣用句の概要
1.1.1 日本語とベトナム語の慣用句の概念
過去から現在までの私たちの人々では、通常の話し方の代わりに慣用句を使用することが
よくある。これにより、単語がより鮮やかで美しくなる。語彙が豊富なすべての言語には慣用句があ
る。語彙が豊富であるほど、慣用句は多くなる。しかし、慣用句と単語の数の比率を計算すると、
ベトナム語の方が高い割合である。その理由は、私たちベトナム人は、話している間、書いている間、
既存のアイデアやパターンを使用するのが好きだからである。これらのパターンやアイデアは、前の世
代によって作成され、次の世代によって使用され、慣用句になる。結果はそれだけではありません。

今日の世代は確かに、将来の世代が使用するための新しいアイデアやモデルを作成することができ
る。現在の慣用句の数は新しい数を追加するが、人々がもう使いたくない古い慣用句を取り除く
こともできる。もちろん、それは以前にあった言語の発展の途上にある。

では、慣用句は何だろうか?慣用句の機能と使用法はどうか?慣用句とことわざを区別
する方法はどうか?これらの質問はおそらく、慣用句について最初に学び始めたときに最も頻繁に
遭遇する質問である。上記のすべての質問は、この研究の最初の章で作家によって明らかにされる。

日本語の慣用句の概念について、宮地(1982)は「慣用句という用語は、一般に広く使わ
れているけれども、その概念がはっきりしているわけではない。ただ、単語の二つ以上の連結体であ
って、その結びつきが比較的固く、全体で決まった意味を持つ言葉だという程度のところが、一般
的な共通理解になっているだろう。慣用句は、一般の連語句よりも結合度が高いものだが、格言、

11


ことわざと違って、歴

12


史的、社会的な価値観を表すものではない。」と指摘している。宮地は慣用句の概 念を明らかにし
ただけでなく、格言、ことわざとの違いも説明してくれた。さらに、品詞別の特徴、語彙的な特徴、
形式上の特徴、形式上の制約から見た特徴に分けて 論じている。宮地裕氏は、慣用句を連語成
句的慣用句と比喩的慣用句にわけ、比喩 的慣用句を直喩的慣用句と隠喩的慣用句に分けて
いる。詳しくは次のような図で示 されている。

森田、村木、相沢(1985)は、「文や一般的なフレーズの全体的な意味は、 単語の意味
とその文やフレーズで使用される文法的な関係のおかげで理解できるが、いくつかの構造的な形式
もある。単語は固定されており、とはまったく異なる意味 を持っているためである。その構造形式は

慣用句と呼ばれる」と慣用句を定義した。また、益岡隆志と田窪行則も次のように述べている。
「慣用句は、さまざまな単語 で構成され、構造が固定され、特定のセマンティクスを持つフレーズであ

13


る。慣用 句では、単語の意味がフレーズ全体の意味に直接反映されるわけではない」。

14


例:

手が長い = “tay dài” = 万引きをすること
口が重い
腹を決める

= “miệng nặng” = 言い出しにくい
= “quyết định cho bụng” = 決心する

日本人の言語学者はまた、慣用句(一貫したフクロウ)、セイク(成句-フクロウ)、角
源(格言-格言)、カニョウゴ(慣用語-語用論)などの慣用句を指すために多くの異なる名前
を使用する。 その中で、慣用句(一貫したフクロウ)という名前が最も一般的で多くの文書で使
用されていることは否定できないが、日本語の慣用句を指す名前が多いため、日本語の慣用句の
正確な名前とその具体的な名前コンセプトは明確ではなく、多くの困難に直面している。

さらに、辞書記述による定義も参照した。




慣用句とは、二語以上の語から構成され、句全体の意味が個々の語の元来の意味か
ら決まらないような慣用的表現である。骨を折る、油を売るなど。
『広辞苑』第六版(岩波書店 2008)



二つ以上の語が結びついて、習慣的に使われ、特別な意味を表す言い回し。例えば、
油を絞る、道草を食う。『精選国語辞典』(明治書院 1994)



二語以上が結合し、その全体が一つの意味を表わすようになって固定したもの。例: 道草
を食う、耳にたこができる。『大辞林』第二版(三省堂 1995)



各語の総和では説明しにくい固有の意味を構成するという点で、意味的には一語であり、
かつ、接合部に他の要素を挿入することを許すという点で、文法的には言語でない、文
節以上文以下のまとまりを慣用句という」。『日本語表現・文型辞典』(朝倉書店、

15


2002)。

ベトナム語の慣用句の概念について、Tran Dinh Su (2019)『Ngữ văn 11』
(高校 2 年生向けのベトナムの国語の教科書)ベトナムの教育出版社では「Thành

16



ngữ là cụm từ hay ngữ cố định có tính nguyên khối về ngữ nghĩa, tạo thành một chỉnh thể
định danh có ý nghĩa chung khác tổng số ý nghĩa của các thành tố cấu thành nó, tức là khơng
có nghĩa đen và hoạt động như một từ riêng biệt trong câu. 1」と書いてある。慣用句は、常識
的に理解することを意図していない文である。慣用句全体の意味は、文の各単語の意味とは大き
く異なる。

例えば “「Chiếc xe màu đỏ đập vào mắt tôi」という文を見ると、車が偶然に人間の目を捕
らえられないことや人間の目が車にぶつけられることがないと分かってる。「赤い車を見かけた」という
全文の意味を理解するためには、「アイコンタクト」という表現の本当の意味を理解する必要がある。

慣用句の性質に関して、ベトナムの言語学サークルには多くの異なる定義がある。通常は
次のとおりである。



Thành ngữ là một tập từ cố định đã quen dùng mà nghĩa thường khơng thể giải
thích được một cách đơn giản bằng nghĩa của các từ tạo nên nó 2

1

慣用句とは、意味的にモノリシックなモノリスを持つ固定句または表現であり、構成要素の全体的な意味以外

の共通の意味を持つ識別子を形成する。つまり、文字通りの意味を持たず、文の別の単語としてアクティブする。
(筆者訳)
2

慣用句は使用される単語の固定セットであり、一般的な意味はそれを構成する単語の意味だけでは説明でき

ない(筆者訳)

3

慣用句は固定されており、日常生活で広く使用されている韻を踏むフレーズであり、その意味は、それを構成す

る単語の意味によって単純に説明されるものではない(筆者訳)
4

慣用句は、単語が高レベルの意味への独立性を失い、堅固で完全なブロックに結合された固定フレーズである

(筆者訳)
5

慣用句は、意味と官能性の両方が完全な固 定フレーズである(筆者訳)

17




Thành ngữ là cụm từ cố định, thường có vần điệu, được dùng rộng rãi trong đời
sống hàng ngày, trong đó nghĩa khơng giải thích đơn giản bằng ý nghĩa của các từ
tạo nên nó 3



Thành ngữ là một cụm từ cố định mà các từ trong đó đã mất tính độc lập đến
một trình độ cao về nghĩa, kết hợp làm thành một khối vững chắc, hoàn chỉnh
4




Thành ngữ là những cụm từ cố định vừa có tính hồn chỉnh về nghĩa, vừa có
tính gợi cảm5
慣用句は国の文化的および言語的特徴を完全に反映しているため、多くの言語学者や

慣用句に関する無数の研究が登場している。これは、ベトナム語辞書の慣用句の数で、多くの場
合数千語まで明確に示されている。ベトナム語の慣用句の概念について、 Nguyen Cong Duc
(1982)は「慣用句は固定フレーズであり、語彙のコーパスで利用可能な単位であり、オブジェクトと
反意語を識別、命名する機能がある。説明的で洗練された方法で概念的な光である。」と述べっ
ていた。上記の概念と同様に、Mai Thi Kieu Phuong (2015)は、「慣用句は、持続可能な構造、
安定した意味、記述的価値、高い象徴性を備えた固定フレーズである」と述べている。

したがって、慣用句が 2 つ以上の単語から組み合わされたフレーズであり、構造形式で固
定されて完全であり、この意味を適用することはできないという意味で完全であると理解できる。こ
れは、ベトナム語の慣用句の定義と基本的な特徴と見なすことができる。

上記の概念から、ベトナム語と日本語の慣用句の定義は、一般的に次のように理解でき
た。ベトナム語の慣用句は、語彙で利用できる固定語の組み合わせである。構造は強く、壊れに
くく、刺激的である。日本語の慣用句は、句や文の形をとり、構造が固定されており、固有の意

18


味がある。両方の慣用句は多くの単語で構成
される組み合わせであるが、それらの単語のセマンティクスに完全に依存している

19


わけではない。構造的安定性とその構造的順序を変更することはできない。コミュ ニケーションの美

しさを高めるために、コミュニケーションで定期的に使用される。慣用句について簡単に理解できるの
は次のとおりである。慣用句は固定句であり、 識別、名前付け、特定のプロパティ、アクティビティ、
および説明的で光沢のある 機能を備えている。

慣用句の特徴と機能

1.1.2

慣用句には、次の基本的な特徴と機能のいくつかがある。あ)慣

用句の特徴

慣用句は象徴的であり、特定の画像に基づいて作成されることがよくある。
慣用句は表現力があり、高度に一般化されている。物と物から構築されてい るが、その意
味は構成語に基づいていないが、より広く、より一般的な意味を持ち、象徴的で表現的なニュアン
スに満ちている。

い)慣用句の機能
慣用句は表現のニュアンスが豊富であるため、話者と作家の言及されたものに対する考え
や感情を表現し、明らかにするのは簡単である。

1.2

慣用句とことわざの区別

ことわざは、「次の世代に受け継がれる期間を通して人々の知識と人生経験を要約するた
めの短い文、しばしば韻を踏む」と定義されている。したがって、慣用句とことわざを区別するための

20



最初の基準は構造形式である。構造化されたことわざは文であり、構造化されたことわざは句であ
る。

21


Do Huu Chau (1997) によると、慣用句とことわざの基本的な相違点は、固定慣用句(慣
用句を含む)が本質的に単語やフレーズと同等であるが、ことわざは文 と同等であり、固定用語の
意味はことわざの意味は、「判断、評価、真実の肯定、 特定の文化の常識は、完全な思考を意味
する」という言い回しである。したがって、慣用句とことわざを区別するための 2 番目の基準は、これら
のユニットのレベルと機能である。ことわざは文に相当し、通知の機能がある。慣用句は単語やフレー
ズ に相当し、ことわざのような通知機能はない。

論理科学には、2 つの考え方もある。特性と関係は、特性化のための認識と見なされ、こと
わざと慣用句の関係は、概念と判断として見なされる。慣用句やことわざの内容や表現について
は、ことわざの内容が判断の内容であり、慣用句の内容が概念の内容であることがわかる。さらに、
慣用句とことわざはどちらも、概念形式と判断の関係を反映している。たとえば、ベトナム語で無
駄な労働の概念は「ジャガイモの葉に水を注ぐ」(Nước đổ lá khoai)、「アヒルの頭に水を注ぐ
など」
(Nước đổ đầu vịt)といい、多くの現象の一般化プロセスを経る必要がある。これらの慣用句の
説明は、人間の感覚によって認識される独立した現象である。この意識は、それらのものや現象の
特定の特性を確認することを目的としている。その肯定は判断から引き出される:水はアヒルの頭
をこぼし、水はジャガイモの葉を注ぎ、そして洗い流される。

1.2.1

慣用句とことわざの間のいくつかの共通点
慣用句とことわざは、構造的に安定していて、一貫性があり、安定した単語の組み合わせ


であり、意味のイメージが光沢があり豊富であり、物事、オブジェクト、および目的の世界の現象に

22


関する人間の知識を反映している。

23


1.2.2

慣用句とことわざの相違点

慣用句とことわざの違いに言及した多くの著者、批評家、研究者がいる。慣用句とことわ
ざの混同は、主に単語の組み合わせが慣用句かことわざかを判断するのが難しいために発生する。

慣用句とことわざの相違点に関する Do Huu Chau (1997) の観点によれば、ことわざは「多く
の場合、韻を踏んだ短い文であり、知識、人生経験、人々の実践的倫理を要約したもの」と理解
されている。したがって、慣用句は単語やフレーズに相当し、その意味はフレーズの意味に相当し、こと
わざは文に相当する単位であり、アナウンスと意味の機能を持つ。

Ngo Minh Thuy(2006)の観点から、慣用句とことわざの相違点を次の表にまとめてい
る。

相違点
構造要素間の関係について

構造形態の特徴


慣用句

ことわざ

固定、言語で利用可能

固定、言語で利用可能

固定された単語の組み合わせ

構造化された単語の組み合わせ

(または主観的な構造)、形態学

は、構文的に関連する固定文

的関係、主に韻を踏む

( 単一文と複合文) であ
り、主に韻を踏んでいる

何を定義するか

何を表現するか

セマンティック特徴

物事、現象、プロセス、状態を定義

行うこと、出来事、状況を特定す


する



言葉に相当する象徴的なイメージに

象徴的なシンボルで判断を表現し

よる概念表現には文章を作

て、自己は文であり、独

成する機能がある

立することができる

比喩と人間化によって 2 つのセマンテ 比較と比喩によって 2 つのセマンテ
ィックレイヤーが作成さ

ィックレイヤーが作成

れる

される

24





Ăn trắng mặc trơn; Ăn trên ngồi trốc; Có cơng mài sắt có ngày nên kim;
Dốt đặc cán mai; Đơn thương độc Lời nói chẳng mất tiền mua/ Lựa
mã; Mẹ trịn con vng; Chân cứng lời mà nói cho vừa lòng nhau;
đá mềm, Qua cầu rút ván; Già đònNgười chửa cửa mả; Bệnh quỷ
non nhẽ...
thuốc tiên; Rau nào sâu ấy...

(Ngo Minh Thuy, 2006, Đặc điểm của thành ngữ tiếng Nhật (trong sự liên hệ với thành ngữ
tiếng Việt), p.178

25


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