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研究の要旨
1. テーマを選んだ理由
日本とベトナムは最近いろいろな分野についての関係をつなぎあわせる。
特に、経済と文化の分野である。ベトナムでは日本の会社がたくさんあるから、
ベトナムの日本語を勉強する学生がだんだん多くなる。現在、ベトナムでは日
本語を教える大学がたくさんある。ラクホン大学も日本語を教えている。ラク
ホン大学の東洋学部は韓国語と中国語と日本語がある。その中では日本語の学
生の数が一番多い。効果にどんな日本語を教えるか本校の先生たちはよく教え
方を考える。日本語を勉強するとき、学生たちは聞き取り、話、読解、作文な
ど技能を付けなければならない。日本語の中でいろいろな問題がある。その中
で数詞の問題は大切なのである。まず学生は順序数を勉強する。他に、学生は
人と動物と物を数える数詞を勉強する。いろいろな数詞を覚えることはとても
難しい。数詞の特別な場合はとても難しい。それに、数詞はどの文の地位にあ
るか、学生はよく違う。どうしたら、学生は簡単に数詞が覚えられるか?どう
したら学生が数詞の使い方ができるか?その理由から書く人は「日本語の数詞
とその教授法についての研究」というテーマを選んだ。このテーマを研究する
のは本校の学生が簡単に数詞を覚えるために、数詞の教える方法を出す。この
研究を通して書く人は日本語の数詞を教える効果を高めることに貢献する。同
時に、日本語を教える効果を高めるということを希望する。
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2. 研究の目的
日本語の数詞についてのいい教え方を出すために研究する。数詞の種類
がたくさんあるから、全部覚えられるのは大変だ。どうしたら学生は数詞がよ
くできるか、このテーマを研究する。
数詞の教え方を研究して、具体的な方法を出す。それからその方法を総
合して、数詞を効果に教え方を出す。
3. テーマの研究の歴史
日本は技術科学について発展する国である。特に、電子について強く発
展する。日本会社はだんだん各国に広く。それで日本語を勉強する必要がある。
日本語を勉強する人は多くなる。世界では150国ぐらい日本語を勉強する。
各国の日本語の勉強のことが分かるために、最近日本国際交流基金は毎年12
月に日本語能力試験を行う。日本語を勉強するのは一般的になる。日本語につ
いて研究はたくさんある。例えば、巌小川の“みんなの日本語初級 I 教え方の
手引き”、寺田和子、三上京子、山形美穂子、和栗正子の“日本語の教え方”、
今井幹夫の“分かる日本語”などである。他に日本語の教え方についてのいろ
いろな研究もある。それは日本語を教える人に大切な資料である。
4. 研究の方法と範囲
研究の方法について、書く人は社会学アンケートの方法を使う。他に、
書く人はいろいろな資料を使う。それは教科書とか教え方の本とかインター
ネットによって資料である。
研究の対象は日本語初級の文法である。アンケートの相手はラクホン大学
の日本語学科の一年生と二年生である。
5. 今後の研究予定と貢献
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書く人は数詞の教え方を出して、日本語の数詞の教え方について貢献す
るという希望する。同時に本校の日本語の教え方を高めて貢献する。書く人は
今回の研究が本校の先生たちと学生たちの大切な資料になるという希望する。
6.テーマの構成
テーマは3章を含める。
第一章:日本語の数詞についての概略
第二章:数詞の教え方
第三章:日本語の数詞の教え方における考察と提案
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第一章:日本語の数詞についての概略
1.1. 数量の数字
数量の数字について、数量の数字は物、人、動物などの数量を指す数字
である。数詞は数量についての意味を表す。それはいち、に、なな、きゅうな
どである。他に、数詞は順序数を表す。例えば、一番、二番などである。日本
語の数量の数字はたくさんある。
数詞の特徴は名詞と一緒にある。例えば:23人、4 時、6年などであ
る。
1.2. 日本語の数え方
数えるとき日本人は数え方が二つある。和語と漢語の数え方がある。
和語の数え方:和語
1 ひい 、 2ふう 、3みい 、4よう 、5いつ 、6むう 、7なな 、8やあ 、9
ここ 、10とお である。
漢語の数え方:漢語
1いち 、2に 、3さん 、 4よん(し)、 5ご 、6ろく、7なな 、8はち 、
9きゅう 、10じゅうである。次の数え方はじゅういち、じゅうに、じゅう
さん。。。じゅうきゅうまで同じである。
20: に+じゅう(にじゅう)、 21: にじゅういち、にじゅうにから にじゅうき
ゅうまで同じである。
30: さん+じゅう (さんじゅう)、よんじゅうから きゅうじゅうまで同じで
ある。
100: ひゃく
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200: にひゃく
400: よんひゃく
500: ごひゃく
700: ななひゃく
900: きゅうひゃく
何百の順序数の中では特別な場合は三つある。
300: さんびゃく
600: ろっぴゃく
800: はっぴゃく
次4桁がある数字:
せん
1000:
2000 から 9000 まで同じである。でも特別な場合は二つある。
3000: さんぜん
8000: はっせん
次5桁がある数字
10 000:
いちまん
100 000: 10 + 0桁の 4:じゅうまん
1 000 000: 100 + 0桁の 4 ひゃくまん
100 000 000:
いちおく
以上は全部1、2、3、4の順序数の数え方である。他にこの順序数は
お金を数えるとき使う。数量を数えるとき違う。数量の言葉を使うとき特別な
場合に注意したほうがいいと思う。学生にとって、その数え方はちょっと難し
いことである。特別な場合は規則がないから、暗記しなければならない。
個を数えるときその後使う。
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個(こ)….. 漢語
一個(いっこ)、二個(にこ)、三個(さんこ)、四個(よんこ)、五個(ご
こ)、六個(ろっこ)、七個(ななこ)、八個(はっこ)、九個(きゅうこ)、
十個(じゅっこ)
つ………
和語
一つ(ひとつ)、二つ(ふたつ)、三つ(みっつ)、四つ(よっつ)、五つ
(いつつ)、六つ(むっつ)、七つ(ななつ)、八つ(やっつ)、九つ(ここ
のつ)、十(とお)
人を数えるときその後使う。
人(にん)……… 漢語
一人(ひとり)、二人(ふたり)、三人(さんにん)、四人(よにん)、五人
(ごにん)、六人(ろくにん)、七人(ななにん/しちにん)、八人(はちに
ん)、九人(くにん/きゅうにん)、十人(じゅうにん)
動物を数えるとき、その後使う。
匹 …….(ひき)
一匹(いっぴき)、二匹(にひき)、三匹(さんびき)、四匹(よんひき)、
五匹(ごひき)、六匹(ろっぴき)、七匹(ななひき)、八匹(はちひき)、
九匹(きゅうひき)、十匹(じゅっぴき)
大きい動物を数えるときその後使う
頭(とう)……….漢語
一頭(いっとう)、二頭(にとう)、三頭(さんとう)、四頭(よんとう)、
語頭(ごとう)、六頭(ろくとう)、七頭(ななとう)、八頭(はちとう)、
九頭(きゅうとう)、十頭(じゅっとう)
鳥を数えるときその後使う
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羽(わ)………漢語
一羽(いちわ)、二羽(にわ)、三羽(さんわ)、四羽(よんわ)、五羽(ご
わ)、六羽(ろくわ)、七羽(ななわ)、八羽(はちわ)、九羽(きゅうわ)、
十羽(じゅうわ)
紙、布など薄いものを数えるときその後使う。
枚(まい)……….漢語
一枚(いちまい)、二枚(にまい)、三枚(さんまい)、四枚(よんまい)、
五枚(ごまい)、六枚(ろくまい)、七枚(しちまい/ななまい)、八枚(は
ちまい)、九枚(きゅうまい)、十枚(じゅうまい)
テレビ、バイク、コンピューターなどの機械を数えるときその後使う
台(だい)………漢語
一台(いちだい)、二台(にだい)、三台(さんだい)、四台(よんだい)、
五台(ごだい)、六台(ろくだい)、七台(ななだい)、八台(はちだい)、
九台(きゅうだい)、十台(じゅうだい)
えんぴつ、ボールペンなどの長くて丸いものを数えるときその後使う。
本(ほん)……….漢語
一本(いっぽん)、二本(にほん)、三本(さんぼん)、四本(よんほん)、
五本(ごほん)、六本(ろっぽん)、七本(ななほん)、八本(はっぽん)、
九本(きゅうほん)、十本(じゅっぽん)
コップ、コーヒーの杯など数えるときその後使う。
杯(ぱい)………漢語
一杯、(いっぱい)、二杯(にはい)、三杯(さんばい)、四杯(よんはい)、
五杯(ごはい)、六杯(ろっぱい)、七杯(ななはい)、八杯(はっぱい)、
九杯(きゅうはい)、十杯(じゅっぱい)
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本、雑誌など数えるときその後使う。
冊(さつ)……….漢語
一冊(いっさつ)、二冊(にさつ)、三冊(さんさつ)、四冊(よんさつ)、
五冊(ごさつ)、六冊(ろくさつ)、七冊(ななさつ)、八冊(はっさつ)、
九冊(きゅうさつ)、十冊(じゅっさつ)
以上は主な数量の数え方である。それは和語と漢語で数量の数え方である。し
かし特別な場合もある。2、3、5、9の数字は普通で、4、7の数字は和語
で数える。1、6、8、10の数字に対する後の音は“っ”になる。数量の数え
方はいろいろな種類がある。それで学生はあまり覚えられない。
1.3. 数詞の位置
日本語の数詞は名詞によって、いろいろな種類がある。例えば、えんぴ
つ、ボールペンなどの数え方は「本」、本、雑誌などの数え方は「冊」である。
文章の中では物、動物、人などの数える数字があれば、それは数詞だと言われ
る。数詞は助詞の後にあって、動詞の前にある。数詞の後は助詞が必要ではな
い。数詞がある文章は
どうし
め い し
名詞
じょし
すうし
助詞
数詞
{
動詞
ください
もっと数詞の位置ができるように、後の文章を比べてください。
ビールを飲みました
ビールを3本飲みました。
本を読みました
本を 4 冊読みました。
れい
例:
あお
えんぴつ
さんぼん
1) 青い鉛筆が三本あります。
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ほん
いっさつ よ
2) 本を一冊読みました。
いちまい
3) ハンカチを一枚ください。
にほん の
4) ビールを二本飲みました。
例文を見たら、もっと数詞の位置が見える。日本語の中では数詞がたくさん
あるから、グルプによって数詞を分ける。ずつグルプの中では特別な場合が
ある。
例えば:えんぴつが2ほんある。でもえんぴつが3ぼんある。
「ほん」はえんぴつではない、長くて丸い物を数える方である。
例えば:
えんぴつがにほんあります。
「ほん」は他の物のグルプは違う。
例えば:
本がごさつあります。
数詞のグルプ:
グループ1:
- えんぴつ、缶、バナナ、かさなどの長くて丸い物を数えるとき、数える数字
+ほん/ぼん/ぽん
- コップ、茶碗などを数えるとき数える数字+はい/ばい/ぱい
- 猫、魚、虫などを数えるとき、数える数字+ひき/びき/ぴき
特別な場合:
- いっぽん/ いっぱい/ いっぴき
-
ろっぽん/ ろっぱい/ ろっぴき
-
はっぽん/ はっぱい/ はっぴき
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- じゅっぽん(じっぽん)/じゅっぱい(じっぱい)/じゅっぴき(じっぴき)
-
さんぼん/ さんばい/ さんびき
他に、普通の数える数字+ほん/はい/ひき
例えば:11(じゅう+いち)、26(にじゅう+ろく)
質問:なん + ぼん/ばい/びき:
なんぼん/ なんばい/ なんびき
グルプ 2:
- うちを数えるとき数える数字+ けん/げん
- 数える数字+ かい/がい、例えば:うちは1階にある。
そのグルプの特別な場合:
- いっけん/いっかい
- ろっけん/ろっかい
- はっけん/はっかい
- じゅっけん(じっけん)/じゅっかい(じゅっかい)
- さんげん/さんがい
質問: なん + げん/がい
なんげん/なんがい
他に、普通の数える数字+けん/かい
グルプ 3:
くつ、サンダルなどのペア物を数えるとき、数える数字+そく/ぞく
特別な場合:
- いっそく
- はっそく
- じゅっそく/じっそく
- さんぞく
質問: なん + ぞく
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他に、数える数字 + そく
グルプ 4:
- 「回」という数え方:
特別な場合:
- いっかい
- ろっかい
- はっかい
- じゅっかい
質問: なん + かい
他に、数える数字+ かい
- けしゴム、みかん、りんごなどの小さいものを数えるとき、数える数字+こ
特別な場合:
- いっこ
- ろっこ
- はっこ
- じゅっこ
他に、普通の数える数字+ こ
質問: なん+ こ
- 月を数えるとき数える数字 + かげつ
特別な場合:
- いっかげつ
- ろっかげつ/ はんとし
- はっかげつ
- じゅっかげつ
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- さんかげつ
他に、普通の数える数字+かげつ
質問:なん+かげつ
グルプ 5:
- 歳を数えるとき数える数字+さい
- 本、雑誌など数えるとき数える数字 + さつ
- 服などを数えるとき数える数字+ちゃく
- 週間を数えるとき数える数字+しゅうかん
特別な場合:
- いっさい/いっさつ/いっちゃく/いっしゅうかん
- はっさい/はっさつ/はっちゃく/はっしゅうかん
- じゅっさい/じゅっさつ/じゅっちゃく/じゅっしゅうかん
- はたち
グルプ 6:
- 「ばん」という数え方。
- 紙、手紙、シャツなどの薄いものを数えるとき、数える数字+まい
- 機械、乗り物を数えるとき、数える数字+だい
そのグルプは特別な場合がない。
グルプ 7:
- 人を数えるとき数える数字+にん
特別な場合:ひとり、ふたり
3人から順序数+にん、4人は「よにん」という。
普通物を数えるときその後数える。
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- ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここ
のつ、とおである
11 から普通の順序数と同じである。でも“つ”がない。
- 日を数えるときその後数える。いちにち、ふつか、みっか、よっか、いつか、
むいか、なのか、ようか、ここのか、とおか
14 日:じゅうよっか
17 日:じゅうしちにち
19 日:じゅうくにち
20 日:はつか
24 日:にじゅうよっか
27 日:にじゅうしちにち
29 日:にじゅうくにち
他の日は数える数字+にち
じかんを数えるとき数える数字+じかん
特別な場合:
4 時: よ + じかん/じ
よじかん/よじ
7 時: しち + じかん/じ
しちじかん/しちじ
9 時: く+ じかん/じ
くじかん/くじ
分を数えるとき数える数字+ふん/ぷん
特別な場合:
1 分:
いっ+ ぷん
いっぷん
3 分: さん + ぷん
さんぷん
4 分:
よん + ぷん
6 分:
ろっ + ぷん
よんぷん
ろっぷん
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8 分:
10 分:
はっ + ぷん
はっぷん
じゅっ/じっ +ぷん
じゅっぷん/じっぷん
他に、普通の数える数字+ふん
年を数えるとき数える数字+ねん
特別な場合:
4 年: よ + ねん
よねん
14年:じゅう+よねん
以上は全部日本語の人、物、動物の数え方である。この数え方を勉強するとき、
学ぶ人はずつ数え方を覚えなければならない。特に、特別な場合の数え方を覚
えなければならない。
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第二章:数詞の教え方
2.1. 伝統的な教授法
な じ
伝統的な教える方法は長い時間から伝えたお馴染みな教え方である。こ
の教え方は教師の活動を中心として行う。有名な社会学者で、ブラジル人のフ
ァライによってこの教え方は「知識のシステム」という呼ぶ。この教え方は教
師から生徒まで通信を転送する過程である。全部授業の知識量を出して、学生
はその授業の知識量を掴む。教師はほとんど読んで書く形式で問題を出す。た
まに他の形式で表す。学生は聞いて、自分でメーモする。
伝統的な方法によって数詞を教えるとき、教師は文訳法の形式を使う。
教師は文法の構成を出して、意味を翻訳する。教師は黒板に数詞がある
文法の構成を書いて、その文法の構成についての意味を説明する。まず、教師
は数詞の文法の構成を出す。
図 1:
N が/を数詞+動詞
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教師は数詞がある文法の構成を見て、数詞の意味と使い方を説明する。
人、物、何か数量を表すとき、対象によって異なる数詞が使われる。数詞は数
字の後に直接つけて使う。それから教師は具体的なずつ数詞の種類に入る。例
えば、物を数えるとき、“つ”というのを数える。
T: 教室に机が9つあります。
教師は例文を出す、例文を翻訳して、物の数え方を説明する。学生は物の数え
方をメーモする。“まい、だい”という数え方を教えるとき教師はそうする。
教師は例文を黒板に書く。
T: シャツを3まい買いました。
T: テレビが1台あります。
教師は“まい”という数え方を説明する。“まい”は薄い物を数えるとき使う。
例えば、シャツ、紙、手紙、CD などである。
教師は“だい”という数え方を説明する。“だい”は乗り物、機械を数える
とき使う。
そうすると教師はずつ数詞の例文を出して、意味を説明する。その教え方
によると教師はイラストを使わないで、ほとんどベトナム語で説明する。学生
は聞いてメーモする。教科書の中の数詞を教えた後、学生に教科書の中の例文、
文型などを読んで、意味を翻訳して練習される。例えば、物、薄いもの、機械
などの数え方について練習するときそうする。
会議室にテーブルが7つあります。
S: 会議室にテーブルが7つあります。
部屋にいすが1つあります。
S: 部屋にいすが1つあります。
CD が5枚あります。
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S: CD が5枚あります。
コンピューターが 1 台あります。
S: コンピューターが 1 台あります。
質問の宿題に対する教師は二人学生に読んで意味を翻訳する形式で練習される。
教師は学生に全部教科書の中で練習される。
2.2. 現代教授法
現代教授法は XX 世紀の初めからアメリカ、フランスなどの西洋に出る。
そして世紀の後半から強く発展する。そのことは世界の各国に影響した。その
中ではベトナムも影響した。
工業時代に入ると技術科学はしばしば発展して、学校で教える方法も革
新する。教える設備はもっとよくなる。教師によって教え方が違う。現代教
授法は最近いろいろな大学では使う。教師はノートパソコン、絵、写真、映
画、プロジェクタなどを使う。他に、教師はクラスをグループに分ける。そ
れから学生は問題をうちで準備しておいて、クラスの前で発表する。
教師は学生に案内して、問題を直す。それは現代の教え方である。その方法は
学生を中心として教える。この教え方を使って、学生のイニシアチブとクリエ
イティヴを発揮する。学生はほとんど問題を考えて、答えを出す。この方法の
特徴はあまり演説しない。この方法通りに授業は面白くて、活発である。現代
教え方とは教師はいろいろな形式で教えられる。教師は日本語で説明する。学
生が分かりやすいために、教師はいろいろな形式で表す。例えば、絵、写真、
本物などを使う。
2.2.1. 物の数え方(ひとつ)
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教師は物の絵を出して、学生に物の“つ”を数えさせる。ずつ段階に入
る。
導入:本物とか絵とか写真とか使って導入する。いろいろな導入の方がある。
例えば、動作を使って、言い表す問題に関する質問を出す。他に会話の場面を
作る。
例1:教師は箱に数えやすい物(例:鍵)を入れておく。数えながら取り出す。
図 2:
1 つ、2 つ、3つ… かぎが7つある。
例 2: 教師はいろいろな物が複数かかれた絵を数枚用意する。
教室に机が9つあります。
学生は聞いて、見て、だんだん問題が理解できる。
- 反復:学生にさっき導入した例文を反復させる。
1) T:
S:
かぎが 4 つあります。
かぎが 4 つあります
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2) T:
教室に机が9つあります。
S:
教室に机が9つあります。
- 代入:導入した文法の結構に数詞を代入する。
1) かぎが2つあります。
T: 4 つ
S:
かぎが 4 つあります。
T: 6つ
S:
かぎが6つあります。
T: 10
S:
かぎが10あります
2) 教室に机が9つあります。
T: 3 つ
S:
教室に机が3つあります。
T: 6 つ
S:
教室に机が6つあります。
T: 9つ
S:
教室に机が9つあります。
練習:
1. 1 つ2つ3つ… 10 まで、数詞の数え方を練習する。
2. 学生は絵を見て、文完成をする。
例:教師は学生に絵を見せて、机を指す。学生は絵の中で机がいくつあるか、
文完成をする。
例: T: つくえ
S: つくえが 7 つあります。
T: かばん
S: かばんが4つあります。
T: かぎ
S: かぎが9つあります。
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「3つ」などの数詞の位置は動詞の直前であることを下のように示すとよい。
~に~が
あります。
3つ
展開 1: いくつありますか。
例 1: 導入で使った鍵の箱に鍵を戻す。1つ S にあげる。
例:T: 今、いくつありますか。
S: 6つあります。
例 2: 教師は机、いす、かばんなどが複数ある絵や写真を使って「4つ、5つ、
6つ…」を練習したあと、絵や写真の上に?を置いて「いくつ」を導入する。
それから、小さい物(例:おはじき)を適当に手でつかんで S に渡す。教師は
「いくつありますか」という質問を出す。それから、学生を練習される。
T: かばん
S1: かばんがいくつありますか。
S2: 3つあります。
T: いす
S1: いすがいくつありますか。
S2: 1つあります。
T: かぎ
S1: かぎがいくつありますか。
S2: 7つあります。
導入例で使った絵を使って S どうしてで QA をさせる。
例:
T: 教室にいすがいくつありますか。
S さんの町に大学がいくつありますか。
展開 2: ~ を- つ~
例: T: きのうかばんを買いました。 2 つ買いました。かばんを 2 つ買いまし
た。